初の本命チョコ

私が、生まれて初めて本命のチョコを貰ったのは高校2年生のことでした。
普段仲良くしていたKちゃんから、
「チョコレート作ったから、受け取ってね」
と言われました。
しかし、私とKちゃんは通う高校も住んでいるところも違うため私の地元に住んでいて、Kちゃんと同じ高校に通う共通の友人に渡しておくのでそれを受け取って欲しいとの事でした。
早速、駅に向かって友人が帰ってくるのを待つことにしました。

友人を見つけました。
「おう、久しぶり!」
「あ、九龍くん久しぶり、中学校以来だね」
「そうだな〜、こっちは相変わらず馬鹿やってるけど、そっちはどうよ?」
「こっちも相変わらずだよ。それはそうと、コレ。頼まれたやつ」
「おぉ、サンキュっ!」

Kちゃんのチョコレートを無事に受け取った瞬間です。


でも、何かが違うのです……。

なんか恥ずかしいのです…。

照れくさいとか、そういうのじゃなくて。

周りの見る目が変というか…。


簡単に言うと、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

男から男へ手作りの本命チョコが渡される。(友人は男)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と、いうことです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

野郎 to 野郎です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかも駅のロビーのど真ん中です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Kちゃんの想いが詰まったチョコレートを、

 

 

 

 

 

 

わりとがっちりした体格の友人(男)から、わりとひょろ長い男(九龍)に駅のど真ん中で渡される・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

想像すればするほど嫌な光景です。後ろ指を差されていそうです。
Kちゃんが私にチョコを渡すまでのプロセスをわからない人にはどう考えてもそうにしか見えません(泣)
もちろんわかっているのは、駅の中では私と友人のみです・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Kちゃん、あの時僕は確かに君のチョコを受け取ったよ・・・。

 

 

 

でも、同時に受け取った周囲の目までは受け取れませんでしたよ(泣)


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